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根競べ(CJ SS)のあとがき(という名の言い訳)

勢いで一気に書き上げた数年ぶりの作品です。
(5月13日、若干手直し入れました)

粗ばかり目立ちますが、私なりの想いを込めて書きました。

ジョウとアルフィンが結婚したと知った時の衝撃は、一時創作から離れていた事もあり、結構なものでした。
その瞬間から何となく創作する意欲がちまちまと刺激され、二人に対する自分なりの心の決着をつけようと書き上げたのが、この作品です。
たぶん自分が書き上げたCJSSの中で、一番甘目の作品じゃないかと。
アクシデント等以外でジョウ自らの意思でアルフィンを抱き締めにいったのは、これが初めてだと思います

島さんとテレサのSSでは恥ずかしげもなくイチャコラさせてますが、ジョウとアルフィンは何故か照れの方が先に来ちゃって、どうしても自分の中では甘目の展開には出来ないんですよね。

言い訳がましくなりますが、高千穂先生が丁寧に作り上げてきた作品観やキャラクター人格を壊しちゃいけないという無意識のブレーキが今も心に掛かっているのだと。
いや、原作者の許可なく勝手に二次創作している時点でそれはハチャメチャな理屈(屁理屈だって理屈のうちだ!)ですが、やっぱりそこは自分の中で最低限踏まえておきたいところでした。
だからあれが私なりの最大限の表現でした。

作中に登場するIDカードの件ですが、あれジョウは自らが計画を発案しているから忘れてるはずないと思うんですけど、エピローグでのダンとのやり取りで、頭が怒りで真っ白な状態(あの後無茶苦茶荒れたと思うので、彼を宥めるためにきっと周囲はすごく苦労してるはず)だと思うから、その時の記憶が一切抜け落ちてると強引に設定しました。

たぶんジョウにとって今まで生きてきた中で一番屈辱的な出来事だったはずなので。
自分ひとりきりの時ではなく、仲間の目の前であんな一方的にダンにやり込められたら、ただでさえ腕っぷしが強く自らを極限まで奮い立たせてまで生きてきたジョウのプライドは、見事なまでに木端微塵だったろうなと。

おそらく思う返すのも嫌な位に、あの件から意識を遠ざけてきたと思うので、そういう下地がベースになってます。

あと、前にも書いたと思いますがアルフィンの「わたしはもう、けっこういい女だよ」っていう台詞に、あの時何もリアクションをしなかったジョウに対して、自分なりのケジメをつけさせてあげたかったのが、今回このお話を書きあげた一番の肝だと自分では思ってます。

5巻での新婚旅行云々の落しどころと、アルフィンからの問い掛けに対してのジョウの答えを何らかの形で提示したかった結果が、今回のこのお話になりました。

こんな形でしか自分なりの二人の結婚についての想いを載せられませんが、少しでも読んでいただけたのであれば心から嬉しいです。

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