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平成版009ヨミ篇統括コラム

平成版009シリーズ終了の2002年9月30日当日、サイトに掲載したコラムです。

★☆★個人的なヨミ編総括★☆★

・・・ヨミ編最終回を見終わって、『ああ、終わったんだな・・・』と一番最初に思いました。
泣けませんでした・・・いえ、泣かなかったといったほうがいいのかもしれません。
昨日の放送は最終回にふさわしく作画は綺麗だったし、ストーリーも流れるように過ぎていって、今まで放送した中では第一話と並んで秀逸の出来だったと思います。
秀逸の出来だったから尚更、今までどうしてこういう009を見ることが出来なかったんだろう・・・という悔しさの方が勝ってしまったのだと思います。

ヨミ編を振り返ってみると、『手と手を握り合う』というシーンが多くあったように思います。
私はビデオを撮りながら放送を見ていませんでしたので、ちょっと記憶があやふやだったんですが、一応羅列してみると

1.ドルフィン号から逃げ出そうとハッチを開けて取り残されたビーナとアルさまが水中で手を握り合っているシーン
2.ビーナとアルさまがシルエットの中で手を握り合うシーン
3.ダフネに近づこうとしながら、最期はアフロとダイナの手が届かなかったシーン
4.地下帝国の最期を知って、死ぬかもしれないと思ったフランちゃんがジョーに寄り添って手を添えて、その手をジョーが握りかえすシーン
5.魔神像に送り込まれたジョーを追ってきたジェットが宇宙でジョーと手を握るシーン

になるかと思います。どれもこれも皆印象的なシーンばかりでした。

こうしてみると、ヨミ編・・・つまり平成版009は『手と手を握り合うことで分かり合える何か』を描きたかったのかな?なんて思いました。
『手と手を握り合うこと』で、誤解していたお互いの気持ちが新たに交流することが出来たり、
世代間や人間とサイボーグとしての垣根を超えた本物の友情や愛情を表すための表現だったり、
何よりも自分と相手に流れる心の信頼を如実に表すことが出来ると思うんですね。

そう考えたら第一話でまだ状況が全然把握できてないジョーにその小さな指を差し出して握らせたイワンから始まって、ヨミ編ラストでジェットが宇宙で一人散りそうになったジョーに差し出した手をがっちりと握り締めるシーンで終わるということは、そういう意味があったのかな?なんて御馬鹿なことを考えてます。

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