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虹の向こう

2003年9月26日 サイト初掲載作品

信じていた・・・虹の向こうに幸せがきっとあると・・・僕はずっと信じてた・・・

*****

「・・・ごちそうさま」

まだ食べかけの食事を半分以上残したまま、席を立とうとする009に、和やかだった夕食の場が一転して暗い雰囲気が立ち込める。

「あいや~;;;ワテの料理、あんたはんの口に合わなかったアルか?」
「・・・ううん、そうじゃない。美味しかったよ、006・・・」
「気分でも悪いの?009・・・」
「気分は悪くないよ・・・ごめん、僕ちょっと部屋に戻るね・・・」

003の問いかけを半ば無視する形でリビングから出て行こうとする009に、他のメンバーの神経が逆立つ。

「006が心を込めて作った食事を粗末にするなんて、感心しないな僕は・・・」

いつもなら009の擁護に廻る008が、彼にしてはキツイ口調で009を責める。

「俺達より格段に性能が優れた009さんは、きっと俺達と同じ食事じゃ満足出来んのでしょうな!」

皮肉たっぷりの007の言葉に009の眉毛がピクッと動く。

「止めて!言いすぎよ、007!!」

堪らず003が止めに入るが、彼らの009への不満は止まらなかった。

「・・・009、どうしてお前はそんなに心を閉ざす?・・・お前は何故現実から逃げてばかりいる?」

009をじっと見据えたまま静かに言葉を出す005に、一同の目が009に集中する。
今まで誰も口に出して言わなかったが、009が一人で苦しい想いを抱え込みながらもがき苦しんでいる様子に気付いて、手を差し伸べようとする仲間の気持ちを頑なに拒む彼の態度に、一同の心が崩れかけていた。

「・・・僕の・・・僕の気持ちはみんなには分からないよ・・・」

呟くようなその言葉を聞いた途端に、002の怒りが炸裂した。

「甘ったれんのもいい加減にしろよ、009!貴様・・・貴様だけが己の身体について苦しんでいるわけじゃねぇ。一人で哀しみを背負い込んでいるような悲劇のヒーローぶるんじゃねぇよ!!」

激しい口調で責め立てる002の言葉が空気を切り裂く。
その場に居たたまれなくなって009がドアから飛び出そうとすると、何時の間にか004がドアの壁に腕を組んでもたれ掛かりながら、冷やかな瞳で009を見下ろしていた。

「・・・少し落ち着いて自分自身のことを考える時間が、今のお前には必要だ。・・・それとも完璧なサイボーグであるお前には心配する仲間の気持ちなど、うざったいだけか?」

突き刺すような004の視線を受けて、ぎゅっと唇を噛み締めながら部屋を飛び出した009を追いかけようとする003を、002が引き止める。

「止せ、あいつを追っても今は無駄だ003!」
「離してちょうだい、002!彼を・・・009を一人にしてはおけないわ!みんな仲間でしょ?それなのにどうして!!」

003の叫びにシーンと静まり返るリビング。その沈黙を004が破った。

「・・・003、今があいつにとって一番の正念場なんだ。・・・あいつが自力で壁を乗り越えるのを俺達はずっと・・・ずっと待っている」
「004・・・分かっているわ。私だってそれは分かっている・・・でも、でも私は彼を一人にはできない!」

言いながら踵を返して走り去る003の姿を見て、みなの口から溜め息が一つ零れた。

「・・・僕達、結局無駄なことをしてるのかもね・・・」
「無駄じゃない、008。009は・・・009はいつかきっと乗り越えてくれる。そう信じて待つしかない・・・」
「・・・でもよぉ、あいつ意外と頑固だぜ?俺達でさえ、まだ自分自身で消化しきれてないのに、サイボーグとなった身体のことを真正面から受け止めて、あいつが俺達のことを信頼して心を許すと思うか?005!」

002の核心を突いた問いかけに、005は低いが力のこもった声ではっきりと呟いた。

「俺は信じる!・・・時間は掛かるかもしれないが、009はきっと!」

その言葉にフッと笑った002は005の肩を静かにポンと叩きながら、自分に言い聞かせるように言葉を継いだ。

「・・・賭けてみるか?あいつに・・・」
「僕ものるよ!」

すかさず008が002と005の輪に加わる。
その瞳には仲間を信頼しきった、澄んだ色の想いが宿っていた。

「当然、ワテも参加するアルね!」

声に張りが戻った006が嬉しそうに飛び跳ねる。

「・・・人生ってのは、所詮いちかばちかの大勝負なんだよねぇ~。ま、小生も賭けるからには、勝ちにいきたい方であるからして・・・」

もったいぶった言葉をちらつかせながら賛同する007に、弾けた笑いの輪が広がる。
そんな中、部屋の片隅で輪にまだ参加していないクールな男が一人佇んでいた。

「・・・後はお前だけだぜ、004!・・・お前はどうするんだ?」

輪に加わらず、一人静かに冷めた瞳で成り行きを見守っていた彼は、そっと部屋から出て行こうとした。

「004!お前、まさか!!」

気色ばむ002の言葉に、振り返った004はニヤリと笑いながら言葉を投げた。

「・・・俺が反対したところで、今更乗りかかった船を降りるわけにもいかないだろ?」

片手を上げながら静かに立ち去る004の背中に向けて、仲間のやじが乱れ飛ぶ。

「ちぇっ!なんだよ、格好つけやがって!」
苦笑混じりに呟く002に、007が合いの手をすかさず入れる。

「まぁまぁ、あれがあいつのスタンスなのだよ、002君!」
「あぁ見えても、結構仲間想いなのかもよ!」
クスクス笑う008の言葉を聞きながら、006が心配そうな顔つきで窓の外を見つめた。
「・・・それにしても009を追っていった003、大丈夫やろか・・・」

その言葉につられて窓の外を見遣る一同の心に、微かな闇が影を落した。


月が優しく影を投げかける森の中で、009は大木の影に身を預けて一人佇んでいた。
静かに降る星の煌きさえも拒絶してしまう彼の嘆きを感じて、時はゆっくりと闇の中に溶け込んでいく。

どうして・・・どうして・・・僕じゃなきゃいけなかったんだ!!

握り締めた両の拳で、大木の幹を何度も何度も叩き続ける009に、暗闇が密に含み笑いをしながら彼の心の中の絶望を煽る。
無言のまま彼を責め立てる闇の侵食は、じりじりと彼の心に襲い掛かろうとしていた。
鈍い音が周りに立ち込める度に、009の行き場のない心の傷を必死に受け止めようとする大木の想いは、枝の末端まで行き渡り、彼の頭上にハラハラと葉っぱの雨を降らせた。

人間でない以上・・・僕はもう生きている価値なんてないんだ・・・
僕が僕であった時は・・・もう二度と戻ってこないのだから・・・
生きていたって無意味な人間に、どうして彼らは仲間という気持ちを僕に押し付ける?
僕は・・・僕はもう嫌だ!!
自分の身体も・・・生きていたって意味の無い人生も・・・そして仲間なんていう
陳腐な科白を口にしながら人の心に踏み込んでくるあいつらも・・・
全て・・・全て・・・この世から消え去ればいい!!

「・・・009・・・探したわ・・・」
秘めやかな声で自分の名を呼ぶ声がする方角に目を向けると、自分を心配そうに見つめる003の姿を確認した。

「・・・みんな、貴方のことを心配しているわ。・・・一緒に帰りましょ」
自分に対して努めて明るく振る舞う彼女の姿を認めて、前にも増して自分自身の遣り切れない想いが充満する009の瞳に、これ以上ないほど暗く澱んだ濁った心の欠片が散らばった。

「心配なんかしてくれなくてもいいよ!僕の心配をするだけ時間の無駄だと思わないか?」
「009!!」
「・・・それとも落ち込んでる僕を励まそうとする、君の自己満足を満たすためだけに、僕を追いかけて来たのかい?」

バチッ!!

闇を切り裂く痛烈な音が009の頬に炸裂した。
容赦ない平手打ちを食らった009は、ハッとした顔で003を見つめる。
全身を小刻みに震わせながら唇をキュッと噛み締めた003の頬を、一筋の涙が零れ落ちていく。

「甘ったれないで!・・・苦しんでいるのは貴方一人じゃないのよ!!みんな・・・みんな・・・必死になって自分の運命を受け容れようと、自分自身と苦しみながら戦っているのよ!?それなのに貴方はどうして逃げてばかりいるの?あなたはそんなに弱虫なの?」
「・・・君には判らないよ・・・僕の気持ちなんか・・・」
「どうしてそういう風に決め付けるの?貴方、卑怯よ!自分で自分のこと判ったフリしてて、実際は全然自分のことなんか全然分かってないくせに!思い上がるのもいい加減にして!」
「!」

ふたりの言い争う声が、静寂の闇の中へと吸い込まれて、時の流砂に紛れ込む。
漂いながら行きつく先を見つけようとしている哀しみの靄が、そっとふたりの心に纏わりつく。

「・・・貴方は・・・貴方はサイボーグとして改造させられた自分の身体とこれからの人生を、認めたくないだけなのよ・・・。だから・・・私達仲間の事も受け容れられないのだと思うわ・・・。私達がサイボーグとして改造させられた事実は、もう逃げ様のない現実だわ。その現実から逃げようとしても、決して逃げ切れるものじゃない・・・。貴方はこれから先ずっと・・・自分の身体や現実から逃げ惑って過していくの?・・・いつかは必ず貴方はその現実と対峙しなければならない時が来ると思うの。その時までずっと貴方は逃げ惑って暮らしていくつもり?サイボーグとしての改造度は違っても、みんな逃げ惑いたい気持ちを抱えながら、それでもその恐怖と立ち向かいながら生きているわ・・・何故だと思う?・・・仲間がいるからよ!一人じゃ立ち向かえないことでも心の底から信頼しあい、励まし合える仲間が側にいるから、私達はこうして生きていかれるの・・・。009、貴方にも気付いて欲しいの・・・。貴方は一人じゃない。辛く苦しい気持ちを抱えているのも、貴方一人じゃない・・・。みんな躓きそうになる心を寄せ合って、励まし合える仲間がいるから、今まで生きてこれたの・・・。私・・・私は貴方に判って欲しいの・・・。みんながどれだけ貴方のことを心配しているか・・・。みんなは貴方のことを待っているわ。貴方が私達に心閉ざすことなく、心の底から分かり合える信頼という絆で結ばれた仲間同士に、貴方が早く加わって欲しいことを、何よりも願ってる・・・」

003が呟いた言葉のシャワーが、蒼白い月の光と溶け合って009の心に届く。
崩れかけた心のパズルを一枚一枚填め込んでいくような、気の遠い時間の流れの中で、闇に覆われて澱みきった心が、時の狭間に入り込む度に濾過されながら、透き通った想いに生まれ変わっていく。

「・・・僕は・・・これからみんなにどう顔を合わせたらいいんだろう?」
俯きながら小声で囁いた問いかけに、003の優しい言葉が風に乗って届いた。

「そのままの貴方でいいのよ・・・飾らない・・・素顔のままの貴方で・・・」

003と連れ立って歩きながら、研究所に戻ってきた009が玄関のドアを開けると、いきなり005に身体を押え込まれ、身動きが取れなくなった。

「な、何をするの?005!止めて!!」
突然のことに悲鳴を上げる003に002がウインクを投げてよこす。

「そう怒りなさんなよ、003!俺達は009と喧嘩しようとしているわけじゃない!」
「で、でも・・・」
「まあ、見てなって♪」

002は、005に背後から羽交い締めにされた009の右手を掴み、手の平を自分の方に向けると、隠し持っていた何かで手の平に何かを書き始めた。

「009!これからよろしく頼むぜ!・・・おっと、言っておくが、俺は喧嘩じゃ誰にも負けねぇからな!お前も覚悟しとけよ!」

と言って、009の手の平にマジックで真っ赤な線を弧を描きながら一本書くと、彼は009の頭をポンと軽く一回叩いた。

「???002???」
突然自分の手の平に、まるで悪戯するようにマジックで線を書いた002を不思議そうに見る009に、今度は007が立ちはだかった。

「次は我が輩の番ですな!」
と言いつつ先ほどの002が書いた真っ赤な線の下に今度はオレンジ色のマジックで線を書き足す007。

「009!人生はすべて自らが主演の一大演劇なのだよ!!君も自分の人生を思いのままにに演じ抜きたまえ!!」
「あんさん、順番がつかえとるがな!ま、007の講釈はこれぐらいにしておいて、今度はワテの番アルね♪」
007を押し出すようにして009の前に躍り出た006も、黄色のマジックで前のふたりが書いた線の下に線を書き足した。

「009!苦しいことも嬉しいことも皆一緒アル♪」
「006・・・」
嬉しそうに書き上げた006を見て、今まで009を背後から押え込んでいた005が009の手を持ち上げた。

「009・・・。みんなお前を信じてる・・・」
そう静かに呟きながら書き足した緑の線が、力強く009の瞳に映り込む。

「さあ、次は僕の番だね!」
すっと009の前に進み出た008も彼らと同じように線を書き足す。
青の線が一際鮮やかに009の手の平に踊る。

君は僕たちにとってかけがえのない大事な仲間なんだよ。・・・今までもこれから先もずっと・・・」
書き終えて肩をそっと叩く008の瞳に、信頼の気持ちが篭っていたのを感じて胸が熱くなる009の前に、おずおずと001を抱いたギルモアが進み出た。

「・・・009。ワシは本当は他のみんなと同じことをするべき資格がないのかもしれん・・・」
言いながら肩をがっくりと落すギルモアにそっと声を掛ける009。

「博士・・・僕からのお願いです・・・どうかみんなと同じように僕の手の平に色を付け足してください!」
「009!君は!!!」
絶句して声が出ないギルモアを、003が優しく誘導する。

「博士・・・さあ」
001に持たせた藍色のマジックを両手で包み込みながら、書き足したギルモアの瞳に涙が浮かんだ。

「・・・さて、最後は俺か・・・」
今までの全員の様子を斜に構えながら見守っていた004が、ゆっくりと009の前に歩み寄る。
手に紫のマジックを持ちながら。

「俺は団体行動っていうのがどうも苦手でな・・・。みんなと同じ事をするっていうのは、どうも気が引ける・・・」
そう言いながら立ち止まった004に002が食って掛かる。
「004!てめぇ・・・俺達がせっかくここまでやったことを無駄にする気かよ!?」
「馬鹿!早とちりするなよ!人の話をちゃんと最後まで聞け!!」
逆に怒鳴りつけられた002はいきり立ちながら004に畳み掛ける。

「てめっ!もったいぶってないで、早く書けよ!!」
「・・・黙ってろ、002!・・・これだから短気な奴は始末におえん;;;」
002に向き直って一喝した後、004は静かに009の方へと振り向いた。

「・・・009。お前がどう嘆き哀しんでも、もう二度と元の身体には戻れん。それはみんな同じだ。・・・機械となってしまった身体を拒絶したまま生き続けるか、それを受け止めて苦しみながらも、自分らしく生きようとするか、どう生きようとそれはお前の勝手だ。・・・自分自身が選んだ道を行き抜こうとするならば、自分の行動全てに
責任と誇りを持て!・・・俺が言いたいのはそれだけだ・・・」
009は、004の冷めた瞳の裏で静かに燃える炎が揺れているのを感じ取っていた。
差し出した手の平に最後に、004が紫のマジックで線を付け加えると
虹が・・・みんなの想いが込められた虹が、009の手の平で誇らしげに輝いていた。

押え込んでいた009の身体を005がそっと離すと、009は手の平をそっと見つめながら俯いた。
みんなの想いが込められた手の平の虹の上に頬を伝った涙が、一粒二粒零れ落ちる。

「・・・僕は・・・僕は・・・」
感激で胸が詰まって後が出ない言葉の先を判っているかのように、005が優しく009の肩に手を置く。

「泣くなよ、馬鹿!」
励まそうとする言葉の影で少し涙声になった002が、元気付けるように009の背中を叩く。
009を中心にして仲間達が寄り添う光景を見詰めながら、003は一人輪の中から離れて、後から後から零れてくる嬉涙をそっと拭った。

*****

ベッドの中に入ってもなかなか寝付かれなかった003は、そっとベッドから抜け出し、乾いた喉を潤そうとキッチンへと向かった。
途中リビングに立ち寄ると、誰もいないと思った中に人影がぽつんと立っていた。

「誰かいるの?」
月の光を浴びながら振り向いたその人影は、彼女に静かに微笑みかけた。

「009!・・・まだ起きてたの?」
「うん・・・なんだか眠れなくって・・・」
009の側に静かに近づいた003は、彼に微妙な距離を置きながら隣に並んだ。
ふと彼を見遣ると、009は手の平を大事そうに胸の中に抱え込んでいた。

「・・・009、貴方、本当に大事にしているのね!みんなが書いてくれた虹を・・・」
微笑みながら話しかける003に、009は今まで見せたことのないような何とも言えない穏やかな微笑みを浮かべながら、ぽつり・・・ぽつりと話しかけた。

「・・・僕ね、子供の頃、ずっと信じていたんだ。・・・虹の向こうにはずっと幸せがあるって・・・。君に笑われるかもしれないけど、本当にそう信じてた・・・」
「009・・・」
「嬉しかったんだ・・・みんなが・・・みんなが僕のことを仲間と想っていてくれていたことが・・・本当に本当に嬉しかったんだ・・・」
「・・・」
「・・・君やみんなには黙っていたけど、僕、本当は死のうと考えてた。・・・こんな、こんな身体にされて・・・生きていく希望もなくて・・・寂しくて・・・」
「009!死んじゃ駄目よ!!死んでしまったら、何にもならないじゃない!!」
自分の両肩を激しく揺さ振って、涙を浮かべながら抗議する003の姿に、009の心に温かく優しい気持ちが満ちてくる。

「ありがとう・・・003。心配してくれて・・・でも、僕はもう大丈夫だよ!君や・・・みんなが僕の側にいてくれるって判ったから・・・僕はもう独りぼっちじゃないって判ったから!・・・この手の平の虹が消えても、僕の心の中にはみんなの想いがこもった虹が・・・虹がずっと消えないで掛かっているから!」

その瞬間、手の平の虹をそっと胸に押し当てて嬉しそうに話す009の瞳から、七色に光る涙が一粒静かに零れ落ちた。
009を見つめる003の瞳にも、彼の周りを取り囲む柔らかな虹の色が一瞬だけ映った。

*****

私も・・・私も信じるわ・・・貴方の言う通り、虹の向こうに幸せがきっとあるって・・・

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