忘れられないものですね
特に多感な年頃に強烈に胸に迫った感情が、今の自分のベースになっていると思うくらいに影響力は今でも強いです
私の場合は、ほぼ同時期に放映していたアニメでの切ない系のラブシーン三連発です
一つは言わずと知れた ヤマト2 第16話の島さんとテレサの一連のシーン
一つはサイボーグ009(1979年版)の 明日鳴れ 愛の鐘 の ジョーとフランソワーズのシーン
そして残り一つはキャプテンフューチャー 第40話 悪夢の世界・四次元 でのキャプテンとジョオンのシーン
になります
島さんとテレサは当ブログでは半ば書き尽くした感がありますが、それでも今なお何回も見返しても毎回切なさが胸に込み上げてきます
ジョーとフランソワーズは(あの繊細で綺麗な芦田さんの画で見たかった…)、敢えてモノトーンに近い色味で二人の表情ははっきりと描写せずに、ジョーが泣き崩れるフランソワーズを優しく抱き止めるさり気ない演出が、却ってフランソワーズの哀しみを見るものに倍増させていたように思います
キャプテンフューチャーはラストシーン近くで、
「あなたはまた、あなたを必要とする太陽系の人々のものになってしまうのですもの…」
(この時の涙声交じりで台詞を零す増山江威子さんの演技が絶品!)と、
ずっと心に隠し続けていた気持ちを思わず吐露してしまったジョオンに対して、一瞬の間を置いた後のキャプテンの
「きっといつか探そう…二人だけで住める星を…僕達だけの楽園を!」
と、今はまだ到底叶うはずのない夢を、ジョオンの気持ちを最大限に汲み上げながら、優しくきっぱりとその上端正で凛々しく答える宇宙一の男前&二枚目ボイス広川太一郎氏の蕩けそうな演技と声に、ジョオンならずとも私の心まで搔っ攫われました
ジョオンを愛おしそうに見つめ、柔らかく抱き締めるキャプテンは本当に惚れ惚れするほどいい男には違いなく
っていうか反則でしょ、広川太一郎声でそう宣言されたら…もう絶対に怖いものなしですわ(笑)
ジョーとフランソワーズのシーンとキャプテンとジョオンのシーンって、抱き合っている姿は見せてもお互いの表情とかははっきりと見せてないんですよね
そこがちょっと歯痒くもあり、却って想像を掻き立てられるのもあり…
だから尚更印象深く心に刻み込まれているのかもしれません
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